最近話題のCBDオイル。
実はこのCBDオイルは、脂肪との相性がよく、高脂肪の食事と一緒に摂取することで、
なんと吸収率が4倍にもなることが最新の研究で判明しました。
当記事では、高脂肪食品とCBDオイルの吸収率の関係や、薬など効果を下げてしまう可能性のある、気を付けたい飲み合わせについても併せてご紹介していきます。
そもそもCBDオイルとは
話題のCBDオイルですが、まだ日本では正しく理解されていない部分も多いようです。
大麻由来の成分ということで、過去にはCBDオイルを使用している安倍総理が週刊誌に叩かれていたこともありました。
いかにも安倍総理が大麻を使用しているかのような記事の書き方に対して、CBDオイルを知っている勢からは、「偏見記事にも程がある」と反論の声が上がったりもしていました。
安倍総理が大麻(CBD)を使ったのはかなり大きい。大麻を知らない人は安倍総理を麻薬中毒者!とかいうかもしれんが。安倍さんは効能に気づいてるでしょう。
— HIDEKI420 (@hideki420) December 27, 2017
安倍批判が目的化して、『安倍総理が使用しているCBDサプリも「法律違反のシロモノ」ということになるのだが…。』という結論に帰着。ひどい偏見記事。
— 白坂 和彦 (@thcjapan) May 9, 2019
安倍総理に「“御法度の植物”由来サプリ使用」が報じられた! | アサ芸プラス https://t.co/x50Uehugs3 #アサ芸プラス
セレブも愛用で注目!麻由来の天然植物成分

CBDオイルは、正直日本ではあまり有名ではないかもしれませんが、実は海外ではかなりメジャーなアイテムです。
あのキム・カーダシアンやオリヴィア・ワイルド、ジェニファー・アニストン、マンディ・ムーアなどなど、数々の海外セレブが愛用を公言しています。
CBDオイルは大麻草から抽出されるので「麻薬!!?」と思われがちですが、決して麻薬などではありません。
大麻草にはカンナビノイドという健康効果の高い植物成分が100種以上含まれています。CBDはそのカンナビノイドの中の一種です。
一般的な大麻の”ハイになる”といったイメージ「THC」というカンナビノイドによるものです。CBDオイルとはまったくの別物になります。
日本で販売されているCBDオイルは、大麻取締法にのっとり、大麻草の部位でもTHCをほとんど含まない茎や種から抽出したものなので安心安全な成分です。
副作用なし・依存性なし・乱用性なしで健康面に力を発揮することが数々の研究で確認されていて、日本で合法な使用が認められた天然成分なのです。
その効果は100以上?リラックス効果だけじゃないCBDオイル
一般的には安眠効果やリラックス効果で広く知られているCBDオイルですが、実はCBDの効果・効能は、現在確認されているだけで
100以上の疾患に及ぶと言われています。スゴイですね~~
あの世界保健機関(WHO)も『2017年のカンナビジオール(CBD)事前審査報告書』において、CBDがてんかん発作、アルツハイマー病、パーキンソン病、疼痛、 精神障害、不安、がん、間接リウマチなど、100近くの疾患に関して有効性と安全性があると高く評価しています。
疾患 効能 アルツハイマー病 in vitro 及び in vivo のアミロイドβ蛋白(Aβ)惹起性の神経炎症及び神 経変性反応における抗炎症性、抗酸化性、抗アポトーシス性 パーキンソン病 ドーパミン作動性損傷の減衰(in vivo); 神経保護; 精神症状評価の向上 とアジテーション(不穏・興奮)、患者における悪夢と攻撃的行動の減少 多発性硬化症 マウスにおける EAE(実験的自己免疫性脳脊髄炎:Experimental autoimmune encephalomyelitis)改善の徴候、抗炎症性と免疫調節特性 ハンチントン病 トランスジェニックマウス(遺伝子導入マウス)モデルにおける神経保護作 用と抗酸化作用; 患者間に臨床的な有意差はみられなかった 低酸素虚血性脳障害 短期的神経保護作用; 興奮毒性、酸化ストレス、炎症の抑制(in vitro と げっ歯類動物モデル) 疼痛 他の治療法に効果がみられない(薬剤抵抗性のある)神経因性疼痛を患う患 者における鎮痛作用 精神障害 統合失調症の動物モデルにおける行動変化及びグリア(神経膠)的変化の減 衰; ケタミン誘導性の症状に対する抗精神障害特性 不安 筋緊張、不穏状態、疲労、集中困難の減少、不安とストレスのげっ歯類動物モデルにおける社会的相互行為(他の個体との関わり)の向上; 患者における社会不安の減少 抑うつ 抑うつのげっ歯類遺伝モデルにおける抗うつ作用 がん 広範囲に及ぶがんの種類における抗増殖及び抗浸潤活性; オートファジー介在性がん細胞死の誘発; 化学予防作用 吐き気(悪心) 吐き気(悪心)の抑止とラットにおける条件付きギャッピング(大口開け:吐き気を意味する行動) 炎症性疾患 いくつかの in vitro 及び in vivo モデルにおける抗炎症特性; 炎症性サイトカイン及び経路の阻害 関節リウマチ 動物モデルにおける TNF-αの抑制 感染症 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する活性 炎症性腸疾患とクローン病 in vivo 及び ex vivo におけるマクロファージ動員及び TNF-α分泌の抑制; クローン病患者における疾患活性指数の減少 心血管疾患 in vitro 及び in vivo における抗酸化及び抗炎症特性を通した梗塞サイズの減少 糖尿病合併症 心筋機能不全と繊維化の減衰 in vitro 試験管内での実験
CBD が治療効果を有する可能性のある疾患の概要 Pisanti ら(2017)からの引用
in vivo 実験動物などを用いた生体内での実験
ex vivo 生体外で培養細胞組織での実験
さらには医学・生物系の学術データベース「MEDLINEメッドライン」には1000以上ものCBD関連の研究論文が掲載されていて、上記で挙げた疾患意外にもHIV・つわり・骨粗しょう症・ぜんそくなどへの研究結果が報告されています。
このようにCBDは、心身のあらゆる疾患に対応できる万能薬となる可能性が高く、大きな期待を寄せられている成分なのです!
またCBDオイルは、これまで薬では治療の余地のなかった疾患への研究が続々と進められていて、アメリカではCBD由来のドラベ症候群やレノックス・ガストー症候群などの難治性てんかんの治療「エピディオレックス」が認可薬として発売されています。
日本でも、公益社団法人日本てんかん協会、一般社団法人日本小児神経学会、一般社団法人日本てんかん学会の4団体がカンナビジオール医薬品(CBD)の国内使用を厚生労働大臣に求めたなど、医療分野に取り入れようという動きが加速しています!
今後CBDが日本国内で正式な薬として認可される日も遠くないかもしれませんね。
CBDオイルには医薬品のようなデメリットがない

さまざまな医薬品の代替品として応用されているCBDオイルですが、このCBDオイルのメリットとして、医薬品のような副作用がないということが挙げられます。
また、よくある鎮痛剤に見られるような、使用するほどに効き目が薄れて使用量が増えてしまう「乱用性リスクもない」、体が依存してしまう「依存性もない」とのことを実際にWHOが発表しています。
ドーピングの規制対象にもならず、薬物とはまったく別物のカテゴリー成分として見なされています。
こうした安全性の高さから、世界のトップアスリートのCBD愛用者も徐々に増え続けているのです。
CBDオイルの摂取方法・使い方とは?
CBDオイルを使用している方の中で、たまに「思ったほど効果がなかった」という方がいます。
そういった方は実は、CBDオイルの種類や摂取量が適切でないケースが多いです。
というわけでここで、CBDオイルの摂取方法や使用方法について正しくご説明します。
オイルにカプセル…CBDにはさまざまな種類が

CBDオイルには舌の下に垂らすオイルタイプ、サプリ感覚で摂取できるカプセルタイプ、電子タバコのような形状をしたベイプタイプ、最近ではガムやチョコにCBDを混ぜた食品タイプのものも販売されています。
即効性を求めるのであれば、もっとも効果の効き目が早いと言われている舌から垂らすオイルタイプ、電子タバコタイプがおすすめです。
ゆっくりと長く効果を実感したいのであれば、体に徐々に吸収され、じわじわと効力を発揮するカプセルタイプ、食品タイプがベストです。
基本的な摂取量の目安って?

CBDオイルは1日に最大 1500mg の高用量で慢性的に使用しても、安全で耐容性があることが確認されています。
1500㎎というと、CBDオイルの中でも上級者向けであるCBD3000㎎配合の100ml(90g)CBDオイル1瓶を半分飲み干す量に匹敵します。
なので、まず過剰摂取してしまう心配はいらないかと思います。
経口摂取や蒸気摂取において、 CBDオイルの1日あたりの推奨用量は 1~100mgと言われていて、細かい基準が設けられていないのが現状です。
これは効果の出方に個人差があるためです。
体重や年齢、CBD の経験に応じて少量から始め、必要に応じて徐々に増やしていくという地道な方法で自分にあった濃度と使用量を探っていく作業が必要になります。
CBDが初めてであれば、まずは低濃度5%のCBDを1~2滴から始めてみるのが良いかと思います。
1回あたりの効果持続時間は6時間前後なので、朝・昼・夕方・就寝前のタイミングで1滴ずつから、数週間をかけて1回あたり最大5滴まで増やしてみてください。
CBDの効果は摂取量に比例するものではなく、中用量で効果のピークを迎え、それ以降はどんなに摂取しても反応がほとんどなくなるという性質があります。
そのため、「この量なら効いている気がする(集中力が増す、リラックス効果が感じられるなど)」といった適量を見つけることで、もっともコスパが高くCBDオイルを使用することができるのです。
脂肪分の多い食品はCBDオイルの吸収を助ける?

これまでCBDオイルは空腹時の摂取が効果的と言われてきました。
しかし、新ミネソタ大学でのてんかん患者における実験で、新たにCBDオイルの吸収効率を高める方法が明らかになったのです。
新ミネソタ大学でのてんかん患者における実験
新ミネソタ大学にて、日常的なてんかん発作に悩む患者にCBD(濃度99%のカプセルタイプ)を、空腹時に高脂肪食と併せて摂取してもらい、CBDの体への吸収率を検証する実験が行われました。
その結果、CBDは高脂肪食との組み合わせで吸収率が格段に高くなることが明らかになったのです。
高脂肪食と同時摂取すると体内のCBD量が4倍に!?
実験結果は驚くべきものでした。
なんと空腹時の摂取に比べると、高脂肪食との同時摂取で体内のCBD量が4倍に、血中のCBD濃度は14倍にまで増加したという結果となったのです。
てんかん薬投与量を減らすことができる可能性
こうした研究から、てんかん患者に対してCBDオイルを用いることで、医薬品の投与量を減らすことができる可能性も見えてきました。
とくに小さな子供にとっては強い副作用リスクにある投薬量を減らし、その分CBDで効果を補うことができれば、体へのダメージを最小限にした治療を行うことができます。
今後さらなる医薬品への応用化が期待されますね。
CBDオイルを摂取する際の注意点
ここではCBDオイルを摂取するに気になる飲み合わせや注意点についてご紹介していきます。
CBDの効果・効能を最大限に実感するためにも、ぜひ心に留めておいてください。
他の薬との併用は問題ない?

基本的には、CBDオイルを他の薬と併用して服用しても問題ありません。
ただし飲み合わせる薬の種類によっては、薬の効き目が弱まったり、強く出すぎてしまったりする可能性もあります。
例として、イスタンやバルプロ酸が含まれた薬と併用することで、肝臓の分解酵素を阻害し、それらの薬の血中濃度を上昇させてしまう恐れがあるので、飲み合わせには注意が必要です。
何らかの医薬品と併用する場合は、先に医薬品を服用し、数時間後にCBDオイルを使用するのが無難かと思います。
念のため薬を服用中の方は、事前に薬剤師や医師に確認してから摂取されることをおすすめします。
飲み合わせ、食べ合わせでNGなものはある?

CBDオイルに含まれるカンナビノイドは摂氏92℃で成分が変わる性質があります。
そのため、熱々のお茶やコーヒーに混ぜて飲むことは避けましょう。
中にはCBDオイルの苦みが苦手という方もいるかと思います。
そういった場合は料理に取り入れてみるのもいいかもしれません。
特にCBDオイルは油に混ざりやすい特性を持つので、ドレッシングなどのソース類に混ぜると、風味が気になることなく摂取することができます。
まとめ
100以上もの疾患への効果が期待されており、医薬品の代わりともなり得るほど健康効果の高いCBD。
そんな中新たに新ミネソタ大学での研究により、高脂肪食との相性が抜群に良いことが判明。
少量の摂取であっても、摂取方法によっては4倍もの効果を実感できる可能性があるということ。驚くべき発見ですね。
食事前後やチョコレートなどの脂質成分を多く含む食べ物をと一緒に摂取すると、効率的な吸収が見込めそうです。
CBDをすでに活用されている方は、明日から摂取の方法を少し変えてみてはいかがでしょうか?
より高いCBD効果が見込めるかもしれませんよ。
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